これ以上の休職期間の延長はできないと会社から告げられて退職しました。利用者の声 / 2024年4月4日 30代 男性 モリゾーさん はじめまして。モリゾーと申します。私がビリーブに通い始めて、現在4か月が経った所です。 私は7年前に統合失調症を発症して当時勤めていた電気メーカーを1年半休職しました。 それでも体調は回復せず、これ以上の休職期間の延長はできないと会社から告げられて退職しました。 その後、入院や療養などを経て6年後、やっと社会復帰を果たし現在の会社に入社しました。 しかし、入社後1年もしないうちに抑うつ状態になり、再び休職することになってしまいました。そして自宅療養していた時に、社会復帰後にお世話になった方からビリーブの通所を勧められました。 勧められた時は抑うつ状態も小康状態になっており、ビリーブの職員さんから提示されたスケジュールでは、自分が考えていた復帰のタイミングよりもむしろ遅くなることから、”遠回り” になるのではないか・・・と思い、利用をためらっていました。 しかし、会社からはフルタイム勤務へのスムーズな復職と、その後の再発防止につなげたいという考えがあり、「リワーク施設」を利用する事を勧められました。 その結果、休職期間を予定よりも延ばしてビリーブに通所する運びとなりました。 最初は安定して通所出来ていましたが、約1ヶ月が経過したころ、急に調子を崩してビリーブにほとんど通うことが出来なくなりました。 原因は「早く職場に復帰したい」という焦りや、今までダラダラと「家で引きこもり」だった生活から、急に毎日ビリーブに行くことになって、生活スタイルが変化した事により、大きなストレスがかかった事が原因ではないかと今では思っています。 当時は3か月で復職する予定でしたが、「この調子が続いたら復職出来ない・・」となり、主治医に相談したり、職員さんと一緒にスケジュールを見直したりして、休職期間をギリギリまで使い、約半年かけて着実に復帰するプランに変更させてもらいました。 もう一度やり直しです。最初は午後のみの通所から始まり、ゆっくり慣れて行きました。ビリーブでの課題も、様子を見ながら少しづつ増やしてもらい、急激な環境変化が起きないように工夫しました。 今は、2か月前に立てたスケジュールどおり、今日まできちんと通所出来ています。 又、ビリーブのプログラムでは、「アンガーマネージメント」や「自動思考からの脱却」など、自分が職場に復職してからも、良い状態の自分をキープする為の実践的な方法を学ぶことができます。 自分のトリセツを作る(WRAP)のプログラムが、私にはとても為になったと思うし、楽しかったです。 このプログラムでは、自分のサインや不調に陥った時にどう対処したらいいかなどを事前に考え、自分の取り扱い説明書(トリセツ)を作るプログラムです。自分だけのこのトリセツ(自分のノート)を見ることで、自分の今の調子を客観的に確認したり、調子が悪くなった時のプランを思い出すのに便利なツールでもあります。 又、このトリセツには自分の元気を維持する為に必要な事柄(趣味や行きたい場所、食べたい物など)を自由に書くことが出来るのですが、やっぱり自分が好きな事についてまとめて行く事はとても楽しかったです。 更に他の人とのトリセツノートを見せてもらうと、その人の意外な一面を見る事が出来たり、その人との話題が広がったりするので、コミュニケーションツールとしても、非常に優秀なノートじゃないかと思うのです。 今後も、ビリーブの活動を通していろいろな事を学び、吸収して、実りある休職期間だったといえるだけの成果を持って、職場に復帰したいなと思っています。