こんにちは。ビリーブメンバーのTOMです。
皆さんにもうつ病に至った理由や環境、トラウマなどがあると思います。
それはこのように、出来事と感情、思考が重なり合っているものです。
復職するには、今後それらのうつ病の原因に対してどう向き合って対処していくか、その方法が必要になると思っています。
私の場合は職場のストレスが原因でした。
そこであった出来事、それで感じた感情、そういう感情を持つにいたった思考・・・それらが絡み合ってうつ病の原因になっていたのです。
ただ、その原因にたどり着くまでにはリワークでの活動が必要でした。
うつ病になると、焦りの気持ちが強く出てきます。早く復職しなければ、就職しなければ、そんな思いでいっぱいいっぱいになります。
リワークのプログラムを受けて、多少症状が改善してくると、なおさらその気持ちは強くなっていきます。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
自分がうつ病になってしまった原因に対処する準備はできているでしょうか。
症状が改善されて復職できると感じても、うつ病に至った出来事や思考や感情をそのままにしてしまうと、また同じ事を繰り返してしまうのではないか、と感じています。
これらのうつ病の原因を考えるのはとても苦痛です。
つらかった記憶をほじくり返さねばなりません。
また、自分自身が心の扉を閉ざしていて、自分でも自覚できていない場合があります。
私は最初にリワークに通い始めたころは、かたくなに心を閉ざしていました。
自分でさえ自覚できないほど、硬い殻の中に自分を閉じ込めていたのです。
うつ病に至った原因どころか、現状でさえもちゃんと話ができない状態でした。
それが、リワークのプログラムが実施されるたびに少しずつ変わっていきました。
ここで大切な役割を果たしてくれるのが、リワーク(ビリーブ)の支援員さんと、共に通うリワークの仲間たちです。
リワークでは様々な活動をします。
SSTやディベート、支援員さんとの個別面談・・・などです。
支援員さんとの面談やリワークに通う仲間たちと話をするうちに、頑なな心がほどけていき、今の自分の苦しさやなぜこの苦しさを感じるか、という事を話せるようになっていきました。
最初は人見知りや自分のプライドが邪魔をして話せなかったことが話せるようになっていったのです。
支援員さんとリワークの仲間たちには自分の苦しさやその原因だと思う事を話しても良いんだ、という安心感が生まれていきました。
それが、自分でも気づかなかったものの考え方ややりたいこと、なぜうつ病になったかという根本的な原因を探ることにも繋がっていきました。
今では、心を開いて、自分が何で傷ついたか、何でうつ病になってと思っているか、を感じたまま話が出来るほどになりました。
そういう話ができてこそ、対処法も考え付くし、支援員さんやリワーク仲間からの意見やアドバイスを受ける事ができるようになる、と感じています。
うつ病への対処法を探るためには、心を開いて話をすることがとても大切なことです。
これを読まれている皆さんは、まだ心を閉ざされれているかも知れません。
でもそれでは、うつ病への対処法を見出すことはできないと思います。
リワークに来て、支援員さんやリワークの仲間たちに少しずつでも心を開いて話をされてみてはどうでしょうか。
何かの対処法が見つかるかも知れません。
話が出来たというだけでも気が楽になるかも知れません。
他人に対して心を開く・・・それは自分自身と正直に向き合うことでもあると感じています。
一度来られて、話をされてみてはどうか、と思います。
ビリーブメンバーのTOMでした。