「主治医や職場の産業保健スタッフとのコミュニケーション」について、第三話では、わたくしメェ~と職場の産業医の先生とのケースをお話させて頂きます。
《 常時50人以上の労働者を使用する事業場ごとに1人以上の産業医を選任しなければならない 》
と、法律で義務付けられており、産業医が配置されている職場にお勤めの方もいらっしゃるかと思います。
私が勤務している職場にも産業医が配置されています。
メンタル疾患などで休職復職した際には、必ずお世話になるのが産業医です。
私も現在進行形で大変お世話になっております。
主治医から「休職すべし」だとか「復職してOK」という診断書が出ても、それで即決定となるわけではなく、その診断書を元に最終決断を下すのは産業医です。
休職の場合は、そのまま休職に入るケースが多いようですが、復職の場合は“産業医面談”というのが大きな山場となり、厳しく審査をされます。
リワーク施設では「あしたは産業医面談だから、緊張するー」などという会話がよく聞かれます。
実は私は、リワークに通う前に一度主治医から「復職OK」の診断書をもらったのですが、産業医面談でNGを出され、休職延長となったことがあります。
その結果、リワーク施設に通い元気に復職できたので、結果オーライだったのかもしれません(笑)。
産業医の仕事は診察がメインではないので、病状やそれにまつわる不安なことなどは、主治医としっかりお話するのが良い、と私は感じています。
主治医との診察内容の報告を求められることもあります。
主治医との話の内容を自分で的確にまとめられそうにない場合は、主治医に「職場にはどう報告しましょうか?」と相談してアドバイスをもらっても良いかと思います。
主治医から産業医へお手紙を書いてもらうことも可能です。
つい先日、産業医面談があったのですが、曖昧な表現で質問をされたり、前に何回も説明したことについて「あれはどうなってるんだっけ?」と聞かれたりしました。
出来る限り誤解のないように説明をしたくて、「先生、それはつまりはどういうことでしょう?」などと聞き返していると、それが逆効果になったらしく「メェ~さんは、まだ白黒思考が強すぎる」「神経過敏だ」と指摘されてしまいました…ガックリ(*_*;
偽りの報告をしてはいけないし、真実をちゃんと伝えないといけないというあまり、
相手が意図していないような細かいことを気にして、喋りすぎるのも控えた方が良いこともある、
と痛感しました。
何事もほどほどに。ですね。
医療者とのつきあいもなかなか難しい・・・・。