超大型台風が、日曜日の夜に岡山を通り過ぎて行きました。
すごい雨と風で怖かったですね~
皆さんのおうちでは大丈夫だったでしょうか?
今朝、ビリーブに来てみたら、2階のワークルームの一部に少し水が溜まっていて大慌て!!
古い建物なので、どこから浸水したのかわからないのですが、台風ストレスの爪痕が、ここにしっかりと残っておりました。
「ストレスが溜まる」とか、「ストレスを感じる」という言葉を耳にすることがあります。
では、そもそもストレスとはどういうものなのでしょうか。
ストレスとは、元々「圧力」や、「圧迫」という意味であり、物理学や工学の分野で使われていた用語です。
これを、人間を始めとする生物の身体に適用し、生物学や心理学でも「ストレス」という言葉が使われ始めました。
心理学におけるストレスの定義は、「身体的・精神的な安定に影響を与えるような出来事の総称」とされています。
人間の身体は、ホメオスタシスによって、常にバランスの取れた一定の状態を保とうとしています。
しかし、私たちは生活の中で常に何らかの変化にさらされています。
仮に5分後に通勤の為に家を出るとしましょう。
今はまだ5分前なので身体は通常の通りですが、5分後には自転車をこぎ、あるいは荷物をもって満員電車に揺られ、身体を動かすこととなります。
たった、5分で外側の変化に対応するために”身体を動かす”という適応をしなければなりません。
同様に、5分休憩の後に仕事が始まると言う場合も、”休憩”という状態から、”仕事”へと変化する周囲の状況に対応する必要があります。
この”変化への対応”が、ストレスの正体なのです。
ストレスは”悪いモノ”というイメージがあるかもしれませんが、心理学の定義では”変化への対応の結果”がストレスなので、実は”悪くないストレス”というものも存在するのです。
例えば、道で突然、黒い大きなオートバイが近づいてきたとしましょう。
目の前には何もなかった状態から、”黒い大きなオートバイが近づいてきた”という変化が起こったので、人間はこの変化に対応することになります。
たいていの場合、驚いた瞬間に冷や汗がでて、恐怖や不安というネガティブな感情が起き、なるべく避ける、あるいは全力で逃げだしてしまうかもしれません。
これらの行動や感情は、”怖いモノ・嫌なモノ・危ないモノ”を回避しようとする適応的な対応なので、これは「ストレス」と考えられます。
一方で、もしもオートバイが大好きな人だった場合は、どんなオートバイなのか、もっと良く見ようと近づいて行くかもしれません。
又、なんてカッコイイオートバイなんだと感じれば、興奮するかもしれません。
これもまた、”外の世界の変化”に対して、”自分の内側の状態”を変化させて、適切に対応しているということなので、これもストレスと考えることができるのです。
私たちの身体はストレスにさらされることで、基礎代謝の上昇、心拍の上昇、血圧の上昇、呼吸数の増加、筋肉の緊張、各種神経伝達物質やホルモンの分泌、肝臓に蓄えられていた糖分の放出などの変化が起きます。
これらの変化は、ストレスの原因が何であるかにかかわらず、発生すると言われています。
多様な変化の現代社会・・・ストレスとうまく付き合っていく方法を見つけて行きたいなあ~
と思うスタッフパルムでした。