この度の台風21号や、24号により被害を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
岡山市内も、日曜日は夕方から過去に例を見ないほどの強風が吹き荒れて怖かったですねぇ~。
こんにちは。
ビリーブスタッフです。
医学の世界では、昔から”気象病”と呼ばれている病態があるようです。
聞きなれない病名ですが、
慢性痛、気管支喘息、脳卒中、など、いろいろな病気が気象の影響を受けます。
天気痛とは、気圧の変動によって、痛みや周辺症状(めまいなど)が発症・増強するような病態です。
気象病を引き起こすのは、気温や湿度ではなくて、気圧 なのです。
内耳の三半規管の根元に、気圧センサーがあり、気圧が低くなると自律神経にストレス反応が起きて交感神経が優位になることが、気象病の原因のようです。
ちなみに気象病の人は、一般に乗り物酔いしにくいはずの飛行機や新幹線も苦手な事が多いと言います。
飛行機では、上昇下降の気圧の変化、新幹線ではトンネルの出入り口の気圧の変化が大きいからです。
台風や秋雨前線などにより気圧が低くなると、交感神経が優位になり、血圧や心拍数が上がります。
頭痛や古傷など、慢性的な痛みの場合は、環境ストレスの影響で交感神経が優位になることで、痛みが強くなるというわけです。
逆に、カラッと晴れると気分がよくなるのは、気圧が高くなって交感神経の活動が抑えられるからです。
その結果、リラックスした状態になり心拍数や血圧が下がることにより、痛みや不安も抑えられるという訳。
「雨の日や、台風が近づくと体調が悪くなる」
これには、ちゃんとしたメカニズムがあったんですね。
どうしたら、気圧の変化から自分を守れるのでしょうか・・・。
「運動の習慣を持つ」と良いですよ。
運動の習慣を持つことにより、自律神経のバランスが整いやすいです。
特に、ウォーキングや水泳などの負荷が少なくて長時間続けられる有酸素運動が効果的です。
心肺機能がアップし、血圧が下がり、ストレス解消の作用もありますよ。
なるべく自然な環境で生活することで自律神経が整えば、体質も改善されて気圧に対する耐性も向上します。 (^.^)/~~~
できるだけ体調を整えて、環境変化の多い「秋」に向かっていきましょう。